歯列矯正はなぜ高い?矯正費用が高額な理由とは

pelskgra2nu-fabian-blank

歯列矯正のハードルが高い原因のひとつに、費用の問題があります。

日本で歯列矯正をするならば100万円近くの資金が必要となります。
裏側矯正など特殊な技術を要するものだとその額はより高くなり、150万円ほど必要なことも珍しくはありません。
もしも歯列矯正が20万円で気軽にできるのであれば、日本人の平均歯並びはきっと向上するでしょう。

普通の人にとって100万円は大金です。
私自身、歯列矯正したいなと考えてから実際に矯正治療を始めるまで、1年かけてある程度の資金を作りました。

アメリカは日本よりも矯正治療の費用がかからないと言われていますが、同じアジアの国であるタイやフィリピン、東アジアの韓国や台湾も日本よりも矯正費用は割安です。
ではなぜ日本では歯列矯正は高いのでしょうか?
矯正治療が高額になる理由について投稿します。

スポンサーリンク

歯列矯正は保険適用でない

よく指摘されることですが、矯正費用が高額である最大の理由は歯列矯正が保険適用でないからです。
治療内容が保険適用か否かは厚生労働省の役人が決めることなので、私達にはどうすることもできません。

そもそも、矯正治療は審美面のみならず口腔内の機能をも回復させるものです。

私達は見た目を良くしようと歯並びを治しますが、歯並びの見た目が悪い=不正咬合である場合がほとんどで、主観的には審美目的の歯列矯正であっても、実際には機能の改善をも伴います。
その意味で、歯列矯正は見た目のみを目的とした美容整形とは異なります。

それゆえ、歯列矯正は保険適用であっても良さそうなものですが、現状、厚労省の役人はそのようには考えていません。

理由は定かではありませんが、審美面と機能面の線引きは容易ではなく、また多少の不正咬合があっても健康には問題無いからでしょう。
厚労省の役人の歯への意識は極めて低そうですし……。

高齢化がすすみ社会保障費の財源が足りない現在の日本で、今後、ある種の贅沢品とも言える歯列矯正が保険適用になる可能性は0.1%もありませんので、歯列矯正したい人は頑張って自力で資金を作りましょう。

スポンサーリンク

構造的に価格破壊が起きにくい

保険適用されずとも、何らかの要因により価格破壊が起こり矯正費用が安くなる可能性はないのでしょうか。

たとえば、小売で言えばSPAで価格破壊を起こしたユニクロやニトリ、ジンズ等があります。
眼鏡なんて、昔は3万円以上したのが当たり前だったので5000円もせずに買えるジンズが登場した時はビックリしました。

歯列矯正で価格破壊が起きるとするならば、それは回転率の上昇を意味します。
クリニックから見れば、現状1人あたり約100万円の売上ですが、価格破壊を起こし1人20万円で治療すると、5人に売らなければ現在の売上を維持できません。

サービスで言えば「俺のフレンチ」で有名な俺のシリーズは立ち食いにすることにより回転率を上昇させ、本来であれば3万円のグランメゾン級の味を5000円で提供しています。

同じようなことが歯列矯正の分野でも起これば価格破壊が起こるのでしょうが、これは極めて難しいと思います。

なぜ歯列矯正では回転率を上昇させることが難しいかというと、歯を動かすには適正なペースがあるからです。
最適な矯正力を加えると歯が動くのは、だいたい月に1ミリ程度。
力が強すぎると歯根吸収が生じたりトラブルの原因になります。

一気に5ミリも1センチも歯を動かせるなら、治療期間が短くなって、患者の回転率を上げ価格を安くすることもできるかもしれませんが、人間の身体相手の商売なので、そう簡単にいきそうにないですね。

日本人の歯並びへの意識が低い

上記の事由に加え、日本人の歯への意識の低さも矯正費用が高額な理由のひとつと考えられます。

いまだに歯列矯正は子供がするものと思っている人も多く、成人になってから矯正する人は一部の美意識高めの人に限られます。
それどころか、日常的にフロスを使う人すら少なく、歯のメンテナンスが疎かな人が多すぎます。

日本人全体のデンタルIQが向上し歯列矯正やホワイトニングが一般的になれば、価格競争が起き、多少は矯正費用も下がるものと思われます。

スポンサーリンク
ブログランキング

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)