歯を見せて笑う人と歯を見せずに笑う人、歯を見せて笑えない人

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笑う時に歯を見せて笑う人とそうでない人がいます。

現代の基準では、広角を上げ、白くて綺麗な歯がずらりと並んだスマイルが美しいものとされています。

しかし美醜の基準は時と場所によって異なり、かつて日本でも歯を見せて笑うのは好ましくないと考えられていた時代があります。

そのような文化的心理的要因だけでなく、身体の構造の関係でも、日本人はアメリカ人のように大臼歯(奥歯)まで見えるようなフルスマイルはしにくくなっています。

そこで今回は、歯を見せて笑う人と歯を見せずに笑う人、そして歯を見せて笑えない人、それぞれの背景について考察します。

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歯を見せて笑う人

歯並びを綺麗に整えホワイトニングをし、口を大きく開け歯をたくさん見せて笑う。
現代のグローバルな基準では、このような笑顔が美しいものとされていますが、これは明らかにアメリカの影響です。

以前コチラでも書きましたが、一口に欧米と言ってもアメリカとヨーロッパでは歯に対する意識は違います。

映画を見ていても、アメリカ人には圧倒的に白さに対するこだわりを感じますが、ヨーロッパは比較的ナチュラル思考です。

歯、とりわけ犬歯は牙であり、これを見せて笑うことは相手に対する威嚇を意味します。
格差が大きく保険制度が日本とは異なるアメリカでは、歯のメンテナンスでも懐を直撃します。

白く綺麗に整えた歯を見せて大きく笑うことは、単に快不快を意味するのではなく、相手に自分の戦闘力を見せつけ、立ち位置をはっきりとさせるシグナリングであるようにも感じます。

ウォルト・ディズニーが創りあげた世界はアメリカ人にとって特別にノスタルジックなものですが、よく考えて見れば、ディズニーの悪役はみな素晴らしいドヤ笑顔をしています。
アースラ然り、クルエラ然り、フック船長然り。

やはりアメリカ人にとってスマイルは特別なものなのです。

歯を見せずに笑う人

他方で世界を見渡してみれば、歯を見せずに笑ったり、笑うことや感情表現自体控えめな国や文化圏も多くあります。

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例えば、ヨーロッパでもイタリアやスペインのようなラテン系の人は感情表現豊かですが、ロシアのような旧ソ連圏の国の人々はあまり笑わず、誰彼構わず感情を丸出しにしたりしません。

これは共産主義の下、大きな警察権力と国民の相互監視ネットワークが発達していたため、下手に感情を出すと自分の身に危険が及ぶ可能性があったからです。
身の安全を確保するためには、自分をさらけ出さず隣人とも一定の距離を保つ必要があったのです。

西欧でもイギリス人はあまり感情を出さないことで知られています(実際はそんなことありませんが)。

イギリスといえば紳士とスパイの国です。
紳士とスパイといえば、007とキングスマンです。
歯をむき出しにしてガハハと笑うボンド(ダニエル・クレイグ版に限る)やハリーなんて見たくありません……。

歯を見せて笑えない人

我らがニッポンにおいて、白い歯を見せて笑うのが好ましいと考えられるようになったのは明治以降のことです。

日本ではお歯黒文化があったように、白い歯が美しいとは考えられていなかった。
……と一般的には説明されます。

しかし本当にそうなのでしょうか?
本当に昔の人は黒い歯を美しいと考えていたのでしょうか??
肌はおしろいで白くしていたのに!

実際のところはみんな虫歯で歯の状態が悪く、お歯黒で黒くしてしまうことで、見た目の悪さをカバーしてたのではないでしょうか。
コンシーラーのように。

徳川家茂のエピソードが示すように、当時の人たちは虫歯が酷かったと聞きます。

普通に考えて黒い歯が美しいわけないですよね?!

勝手な推測ですが、真実は、弥生時代に稲作が伝わり糖質を手軽に摂取できるようになると、虫歯が激増、しかし治療法がなくお歯黒で見た目の悪さを誤魔化していたのではないでしょうか。
この辺は時間に余裕がある時にでも調べてみます。

なお、現代の日本でも歯を見せて笑うのが苦手な人もいるかと思います。
そのような人は、表情に関わる筋肉が衰えていたり、噛み合わせが悪く歯が自然に露出しなかったり、骨格に問題を抱えていることがあります。
これら機能上の問題は、歯列矯正や口周りのトレーニングで解決することが可能です。

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