歯磨きは食後何分が正解? 1時間?30分?食べてすぐ?

221H 3

歯磨きのタイミングについて、食後すぐの歯磨きは歯が溶けてしまうので良くないという情報を目にしたことがある人は少なくないと思います。

これは酸蝕症に関する実験をベースにテレビが広めた俗説で、現在は専門家によって否定されています。

参考情報
食後の歯みがきについて 日本小児歯科学会
食後30分間、ブラッシングを避けることの是非 日本口腔衛生学会
食後のはみがきについて 君津木更津歯科医師会

ですから、基本的には食後すぐの歯磨きが正解です。

ただし、酸性の強い飲食物の摂取後は多少歯磨きに工夫した方が良いのも事実なので、今回はこの点について記事にしてみます。

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歯磨きは食後30分後説の元ネタ

食後すぐの歯磨きはNGで、30分以上経ってからが良いとする俗説は以下の実験を根拠にしたものでした。

①歯の象牙質の試験片を炭酸飲料に浸す

②炭酸飲料に浸された歯は酸により溶ける(脱灰する)

③脱灰した歯を口の中に入れると、唾液により再石灰化し再強化される

④ただし、再強化により歯が十分に強化されるには30分必要で、30分未満だと再石灰化が足りずに歯ブラシにより歯がすり減ってしまう

というものです。

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この実験結果そのものについては、専門家も問題はないとしています。
しかし、現実の歯磨きへの関連性は低いというのが事実だそうです。

なぜなら、人の歯の表面は実験で使われた象牙質ではなく象牙質よりも酸に強いエナメル質で覆われており、酸による影響は実験よりも低いからです。

また実際の食事の場合は実験とは異なり、脱灰と再石灰化が同時に進み、食後30分は歯が脱灰し続けるからです。

歯磨きは、できる限り食後すぐにする

というわけで、食後は出来る限り早めに歯磨きをして虫歯の原因となる細菌や糖分を取り除くのが正解です。

もっとも、大人になると外食が増えたり人付き合いがあったりで、食後、特に夕飯後にすぐ歯磨きできるというシチュエーションはだいぶ減ってしまいますが。

なお、歯磨きの際に硬めの歯ブラシや研磨剤入りの歯磨き粉を使ってゴシゴシとブラッシングすると、飲食物とは関係なく歯や歯茎が削れてしまうのでご注意を。

酸性の強い飲食物の後は

以上見てきたように、歯磨きは食後すぐにすべきですが一つだけ注意点があります。

コーラやレモン、酢の物など、酸性の強い飲食物を口にした後は酸で歯が柔らかくなり歯ブラシで削れやすい状態にあります。

そのため、酸性の強いものを食べたり飲んだりした後は水やお茶で口をすすぎ酸を中和したり、少し時間を置いてから歯磨きをした方がいいでしょう。

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